murmur* 2024

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2024.02.14

 

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 ハッピーバレンタイン!
 今年のバレンタインカードは八百屋お七ちゃんです。
 最初はバックに八百屋さんか、お野菜のお値段やら何やらのどちらかを描く予定だったのですが、お七ちゃんで伝えることっていったらやっぱり『火』だな、と思ったのでマッチの広告塔になってもらいました。
 サイトにアップしたのは加工版で、カードはもっとクリアな色味で刷りました。そうしたら両脇の鐘がほとんど見えなくて、そこはもうちょっとなんとかならなかったか……と反省しております。
 おきものは中原氏のお七ちゃんをリスペクトした色味です。お七ちゃんといえば例のあの柄ですが、この格好だといまいちはまらないなと感じたためです。お袖に立体的なお花をつけるかどうしようか最後まで迷って結局つけない方を選びました……が、お花あってもかわいかったかな、そっちの方が画面も華やかになっただろうなと後悔とまではいえない、こう、ちょっとした心残りみたいなものがあります。少なくとも日本においてはハッピーなイベントなんだし、もっとかわいらしくしてもよかったなあ。三つ編みが合計四本なのは梯子をあらわしているつもりです。
 悲恋をどうにかハッピーエンドにしたい派閥に属しているのですが、どうにもならないものはたくさんあるな〜〜と思います。このお七ちゃんには吹っ切れてもらいました。一般的には悪に染まったことになるのですけど、どうせ救われない報われないなら、せめてスカッと清々しい気持ちでいてほしいなと思った次第です。清姫か伏姫を描こうかなとも迷っていたので、いずれ描くだろうなと思います。
 ちなみに↑ の写真は去年の戦績の一部です。


2024.01.11

 

 喪中でしたので、寒中お見舞いを描きました。もともとはお年賀のつもりで描いていて、作業もしていたため、なかなかにお年賀色が残っています。
 ある一定の世代以上は子ども時代に観ていたという方も多いのではないでしょうか。『まんが日本昔ばなし』のオープニングの坊やがモチーフです。だから赤いりぼんで頭のてっぺんでぴよっと髪を結っています。手に持っていたものも当初はでんでん太鼓でした。きものの模様も当初の予定から大幅に変更されていて、ニットになっています。
 でもいちばん時間をかけたのは寒中お見舞い申し上げますをあらわす『寒』のデザイン文字でした。サイトにアップした絵にはありませんが……トップ絵に入れればよかったかなあ。


2024.01.10

 色々考えました結果、サイトの雑記で世情にふれるのはなるべく避けようと思います。理由は複数ありますが、創作サイトの雑記でそういったことに関するあれこれを求めている方はほぼいらっしゃらないでしょうし、私も気が進みません。変わらない日常が流れている、いつもと同じ生活を送っているひとがいることに救われる方もいらっしゃるので、サイトの雑記では私の個人的なことだけを書いていこうと思います。
 
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 今年はお正月早々家族とお別れをしました。一月三日のことでした。
 ハチワレの男の子です。十四歳だったので若くはないけれど、あまりにも唐突に、そしてあっという間に逝ってしまったので、なんだか「え? いないの? いなくなっちゃったの?」と呆然とする気持ちが強くあります。
 年末にいきなり体調を崩して、病院には連れていったけれど……という感じです。この子は我が家で生まれ、我が家で育ち、人間にいじめられたことなんてなくて、もちろんひどい目にあわされたこともありません。強いて挙げるなら去勢手術やら注射やらの病院かなあ。でもこれはどんな猫様も避けられないのでね!
 それなのに何故だか人間があまり好きではなくて、目が合えば逃げるし気配を感じただけで逃げるし、当然なでなでも抱っこもきらいで、お水やごはんも人間の目を盗んでひっそりと隠れて取るような子でした。家庭内で野良猫をやっていたような子です。しかも悪戯もしない子だったので、本当にステルス能力が高かった。
 彼のことを思い出そうとすると、「パッと目が合ってピャッと逃げる」場面ばかりが浮かびます。なかよくすりすりした記憶はないのに、それでもかわいいかわいい子でした。人間が苦手な子だったから、虹の橋のむこうで案外リラックスしているかもしれません。
 せめてそうであったらいいなと思っています。
 葬儀屋さんで「かわいらしいお顔をしていますね、鼻が高くてねえ、かわいい」と言っていただけました。男の子なのですけど、身体も小さめでお顔も男の子とは思えないほど小顔で、ぱっと見女の子みたいな子だったので、よその方にもそう見えるんだなあとと思って少し笑ってしまいました。カワイイ系男子でした。「骨が脆い子だったみたいですね」と言われましたが、葬儀屋さんが様子を見ながら火葬してくださったおかげで、かなりきれいにお骨が残っていました。
 全然かまわせてくれなかったのに、かわいい子だったという想い出は心の中に残していってくれた。ありがとう一茶。
 なんだかあっという間だったねえ。のびのびしていてほしいな。


2024.01.01

 

 あけましたね。
 喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。
 年末のご挨拶もないまま年越しをしてしまい、大変失礼いたしました。
 とりあえず、絵のアップロードの記録としてサイトは継続していくという方向性で決定はしました。サイト運営がいつまで続くかはわかりませんが、創作活動をやめる自分は想像がつかないので、ゆるく長く気ままに楽しんでいきます。
 雑記につきましては、まああんまり気にすることもないか! のスタンスを取ることにしました。去年あまりにも更新しなくて、「雑記は本当に必要なのか、なくてもいいんじゃないか、ここまで書かないならいっそ撤去しようか、でもご挨拶だとか宣伝だとか、新しい絵をアップしたときにちらっと何かある方が……」などなどともだもだ考え、OFUSEを雑記代わりにしようかとも思ったのですが、結局これまでどおりサイト内で完結させることに決まりました。それまで使用していたHTMLエディタが突然使えなくなってしまって、それで作業がしんどくなっていたというのも大きかったです。冬のお休みに入って別のHTMLエディタをインストールしてみたところ問題なさそうなので、更新頻度が上がるかどうかはともかく、外部に雑記を置くことはしません。
 雑記もTwitter(Twitterではない)も、さらにいえば絵でさえ見てくださっているひとがいるのかいないのかわからないようなところにいる創作者とそのサイトですが、閲覧者数ゼロではないことを知っているから迷走していたんです……「見てるひといないだろうからまあいっか、純粋な倉庫にしよう」と「いや見てくださってる方はいる」でふらふらする……。
 私の「どうせ見てるひとはいないだろう」はいじけているわけでも傷ついているわけでもなくて、「だったら削ってもいいか、誰かが困るわけじゃないし」という感情でしかないため、自室のお掃除をする感覚に近いです。とはいえサイトはネットで公開している以上自室とは違うことは百も承知なので、結果としてふらふらするという。
 でもひとまず上記のとおり決まりました。
 あと雑記は自分をふり返るのにとてもよい。何があったのか、そのときどう感じたのか、どのように対処したのかがかなり克明に残されているので、意外な心の支えになっています。雑記を残したのはこの理由がとても大きいです。趣味でやってるだけなんだから、自分のためである、という理由は大切だと考えました。
 私が好きなことを好きなように書き散らしているだけで、特に得られるものは何もない文字の連なりですが、生存報告とでも思っていただければ幸いです。
 また、Twitter(Twitterではない)のアカウントはありますが、サイトからのリンクは切りました。たいして呟いていませんし、絵はサイトをメインに上げていきますし、宣伝もサイトでもしますし、サイトにリンクを貼っておく必要なしと判断しました。トップにあったOFUSEのメールフォームも撤去してあります。こちらも不要と判断しました。OFUSEのリンク自体はaboutページに貼ってあります。gmailアドレスもありますので、何かありましたらこちらからお願いいたします。

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 誰にとっても平穏な日々がどうか一日でも早く戻り、豊かな実りある一年となりますように。
 今年も24と忍足あすかをよろしくお願いいたします。

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