murmur * 2021

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2021.05.11

 

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『卍』谷崎潤一郎(中公文庫)
『細雪』同上(新潮文庫)
『春琴抄・蘆刈』同上(教育出版)

 なんだろう……私、谷崎潤一郎作品は好きではないのに、何故か読んでしまいます。「二度と読まねぇからな!!!」と思っている作家さんが二名いるんですが、その方々と比べたとき、やっぱり多少なり興味があるんだろうな、と思います。その二名の方に関しては、新刊が出ようが出まいが興味がないし、そもそも気にもしないので、あの、いわゆる『好きの反対は嫌いではなく無関心』というやつで、意識にのぼってきません。
 で、谷崎潤一郎氏なんですけれども、ほんっっっっっっとこの方、なんでこんな女性が書けるんだろうなと思います。こんな腹立つ女性あんんんまりお目にかからんぞ!? とか思います。絶妙ないやらしさがあるんですよ、うまく言い表すことはできないのですが、「んぐぅぅ」となります。でもまあこの谷崎氏の性癖を考えるとわりと疑問もなくなります。たぶん新潮文庫の『痴人の愛』だったと思うのですが、解説にものすごく興味深いことが書かれているので、気になった方はぜひ読んでみてください。「ああそりゃこうなるわ」と納得できること請け合い。
 私がはじめて触れた谷崎作品は『痴人の愛』なのですけれども、当時中学生だった私は、非常に潔癖で複雑なお年頃、思春期真っ只中でしたので、それはもうナオミさんに対して憤慨したのでした。男性側にも腹を立てましたが。腹立つでしょズルズルダラダラ……これ以上はネタバレになってしまうので控えます。でも今、「どうしてあんなに腹を立てたんだろうか」と考え直すと、ナオミさんが云々というよりは、本当にただ単純に思春期の潔癖というものだったのではないかと思います。もともと私は軽度の性嫌悪があるので(チェックシートやってみたら重度でしたが知らん知らん)、性的に奔放(マイルドな表現)なナオミさんがとても汚らわしく見えたのだろうなと。実際、『痴人の愛』をまるっと『作品』としてだけの感想でいえば、嫌いではありません。落ちとか、わかっていたといえばわかりきっていた終焉ではあるものの、それにしたってあの終わり方は素晴らしいと思っています。ただただ『ナオミ』という女性に対する怒りであったり、不信感なんです。嫌悪感とはちょっと違う。まあ私の人生には彼女はかかわってこないので、他人様のパートナーに対して腹を立てようが信じなかろうが、ふたりからすれば「おまえには関係ねえ、ほっとけ」ですし、私からしても口出しするつもりはないなというところです。ナオミさんにはモデルがいますが、あくまでも『痴人の愛』はフィクションなので、怒りであったり不信感であったりという感情を表に綴るだけです。これが身の回りにいる友人だったら、絶対にネットに書くなんていうことはしません。していいものではない。
『細雪』はやっぱり腹が立つ女性が出てきますが、同時に「ああ〜これはしんどい」とか「ああ〜もう泣きたいね、泣けたら楽なのにね」と共感する女性も出てくるので、イライライライラとはする、でも圧倒的に腹が立つということはありませんでした。ただ、落ちはよくわかりませんでした。きれいといえばきれいだった、と言えなくもない……? 読み終わったとき「……何が言いたかったんだ……?」と思いました。何故か内容をめちゃくちゃよく覚えているし、長いので読み返すことはないとは思います。読み返したらまた雑記に書きます。『卍』はこれある意味百合小説かもしれない。
『春琴抄』の狂気はわりと好きな部類です。
 私もしや自分が思っているほど谷崎作品好きではないわけではないのでは……?
 なんだかんだ読むので、やっぱり魅力があるんでしょうね。


2021.05.06

 

 ↓ で『制服展』と『童話展2021』の作品が返ってきたらBOOTHを開こうと思いますと言っていますが、今開催されている『スイーツ&少女展』の作品が返ってくるのを待って、2021年上半期展示会セットみたいなのをつくるのもいいかなあと思いはじめました。


2021.05.05

 

 昨日『童話展2021』が終了しました。見てくださった方、ありがとうございます。しっかりした額縁を購入して、自分の手で額装したのはこれがはじめてでした。額に入れるときのわくわく感や、仕上がったときの感動は、これからも大切にしていこうと思います。
 作品が帰ってきたらBOOTHに並べますので、お待ちいただければ幸いです。肝心のBOOTHは、『制服展』の物販と『童話展2021』の作品が揃ってから開ける予定でいます。
 今月二十三日まで『スイーツ&少女展』が開催されていますので、お引き立てのほどよろしくお願いいたします。通販もはじまっていますので、気になる作家さんがいらっしゃる方は、鎌倉MONA様(@kamakuramona)のTwitterのDMからお問い合わせください。

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 ちょっとしたらくがきを上げてしまいました。へへ
 SUZURIでこういうお洋服をつくりました。


2021.05.01

 

 昨日はじまりました『童話展2021』に続き、今日から『スイーツ&少女展』がはじまりました! テーマがかわいらしいので、展示していただくものもかわいい感じにしました。メイド風女の子のイスパハンと、給仕の女の子苺大福です。苺大福は断面を手前(私たちに断面を見せるかたち)に向けて描いてあります。描きはじめてから気がついたのですが、そうでもしないとただの白い塊にしか見えないんですよね……。着ているきものは苺イメージです。
 私は基本的に額装した絵はサイトにもpixivにもアップしないと決めたので、是非現地で見ていただくか、もしくは鎌倉MONAさん(@kamakuramona)のTwitterをご覧ください。特にデジタルはどうあっても『複製画』なので、展示会にご興味を持ってくださった方と、そうでない方との区別のために、差別化は必要かなと思いました。行けないなら涙を呑んで諦める、それも愛情というのが私が持っている展示会の特性のひとつなので、押しつけるかたちになってしまいますが、進む方向がわからなくなったり、何を見たらいいのかわからなくなったりしてしまわないよう、自分の意志を通すことにしました。見たいと思ってくださる方、ありがとうございます。そして、申し訳ありません。アナログ作品はTwitterで進捗が上がったりすることもあります。
 額装作品はポストカード等のグッズにする気もありませんが、量がたまったら本としてまとめるのはいいかもしれないと思っています。一冊にできるほどって何枚描けばいいのかな……もしもまとまったらおしらせしますので、調子のよいことではありますが、その際は本というかたちでお手元にお迎えいただけたらと思います。

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 先日、とうとう好奇心に負けてしまい、SUZURIにアカウントをつくってしまいました。グッズだから、単純化された身につけやすいものがいいよなあと、最近水面下で描いている『oninocoシリーズ』のおにのこをデフォルメしたイラストを使用しています。鬼の女の子で『おにのこ』です。瞑想しているのだか居眠りしているのだかわからないお顔がチャームポイントです。
 私の好奇心レーダーが反応したグッズを何点かつくって置いています。サーモタンブラーとかグラスとかかわいくできたと思うので、ぜひご覧ください。あと、胸もとにお星さまひとつ、バックに白抜きのおにのこというのをやりたいがためだけに、季節無視でビッグシルエットパーカーとロングTシャツつくりました。かわいく出来たと思います! 現物が手もとにあるわけじゃないのでうまく宣伝できない! ともかくよろしくお願いいたします。illustの最下段、通販のさらに下にリンクをはりましたので、ちらっと覗いていってください。「これつくってくれ」等リクエストがございましたら、メールフォームからこそっと教えていただけるとうれしいです。


2021.04.30

 

 本日から『童話展2021』がはじまりました! こんなご時世なので、軽々しく「みんな見にきてね!」とは言えないのですが、もしもご都合が合う方は、万全な対策を取った上でお越しください。心よりお待ちいたしております。


2021.04.29

 

 本日無事に『制服展』が終了しました。作品をお迎えくださった方、ご検討くださった方、現地やネットで見てくださった方、ありがとうございます。
 初日にドローイング三点すべてお迎えいただくというびっくりが起きまして、本当にありがたいことです。今回残念ながらご縁を結べなかった方とは、また別の機会があれば幸いです。
 私はもちろん現地へ行くことはできないわけですが、モニタ越しで大変楽しんでいました。絵がいっぱい集まるっていいなあ。全然違うテイストの絵がぎゅっと集まるってなんだかちょっと不思議でわくわくします。
 明日からはじまる『童話展2021』、明後日からはじまる『スイーツ&少女展』をはじめ、まだまだお目にかかれる機会を多く取っております今年、色々描いていますので見ていただけますと大変うれしく思います。


2020.04.26

 

 四月三十日からはじまる、ARTs*LABo様(@ARTs_LABo)主催の『童話展2021』、五月一日からはじまる、鎌倉MONA様(@kamakuramona)主催の『スイーツ&少女展』に参加いたします。
 というわけで名刺を新しく刷りました! 数が足りなかったから! 絵柄は同じですけれども!
 前回の初名刺は、粒子粗め紙もざくざくしていてぼそっとした感じだったのですが、今回の名刺はプラスチックみたいです。裏側を触ると「あ、紙だ」とわかるのですが、表面がスルッとしてしてぱきっと硬い。そして発色がめちゃめちゃきれい。アナログとデジタルの差みたいになりました。初名刺のぼそぼそ感も好きだけど、新名刺のバリバリデジタル感もよい。で、『スイーツ&少女展』用にポストカードを刷ったのですが(今回はつくった)、どちらもRGBで入稿しまして。ほぼ画面そのままの色で出ています。すごい。名刺は紙自体がちょっと特殊なので色も変わっているのですけれど、ポストカードはほんとにまんまです。びっくりしました。名刺はミルクっぽい感じの色になっています。ポストカードはバックが鮮やかなブルーなので、これたぶんCMYKで入稿していたら色はずいぶん変わっただろうなと思います。きれいに出てうれしい。ちょっときらきらした紙に刷っていただいたので、お迎えくださいましたらぜひ傾けてみていただきたいと思います。コットンパールっぽいきらきらです。
『スイーツ&少女展』には額装を二点、『童話展2021』には額装原画一点を飾っていただきます。前者はデジタル、後者はアナログです。『スイーツ&少女展』はイスパハンと苺大福、『童話展2021』では『赤いろうそくと人魚』を描いています。
 もしご都合の合う方は、万全の対策を取った上でお越しください。お待ちいたしております。

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 最下段(展示会のおしらせのさらに下)に、BOOTHのリンクと、原画をまとめてあるTwitterモーメントのリンクをはりました! BOOTHはまだ準備中ですが、モーメントは見られます。まだ二枚しかないので、こつこつ増やしていきます。とりあえず明日か明後日一枚増えますので、よろしければ覗いてみてください。


2020.04.18

 

 BOOTHを開くことにしました。
 どうにもこうにもいい方法が思い浮かびませんでした。考えた末の結論です。アカウントが必要になるのですが、ご興味を持ってくださる方はよろしくお願いいたします。
 基本的には原画を置く予定です。大きいのから小さいのまで。あとはポストカードとか、ちょっとしたグッズが入ってくると思います。小冊子とか。今出している制服テーマの小冊子がね、印刷所さんがどっさり送ってくださったので手元にたくさん残っているのです。
 それにさきがけてというか、Twitterにて額装原画二点をアップしました。今、オンライン展示会をやっていて、それに参加しているのです。その作品を上げてあります。まだBOOTHは開いていませんが(ページは一応用意した)(間違っていなければ大丈夫なはず)、もしお迎えしたいと思ってくださる方がいらっしゃいましたら、TwitterのDMか、もしくはindexのメールフォームからお問い合わせください。作品はモーメント『画廊『色硝子の館』』にまとめてあります。どうぞよしなに〜!
 

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