ラプンツェルの
寝
台 .1
.2
――無声慟哭しながらも、僕は自ら地獄の門を叩く。
白雪姫の魔法の
鏡
.1
.2
.3
――鏡よ鏡よ鏡さん、嘘をつくなら悟らせないで、醜いわたしに知らしめないで。
シンデレラにガラスの
靴
を .1
.2
――ガラスの靴が必要ないなら、灰をかぶる必要もないだろう。
青い
鳥
の居場所 .1
.2
――甘いパン切れとあたたかいミルクを、いつも用意しておくからね。
幸福な王子の
心
臓とツバメのこころ .1
.2
.3
――君と君のかわいいツバメに、やさしい春が来ますように。
人魚姫の短
剣
.1
.2
――ハッピーエンドを迎えるために、ハッピーエンドを手放しにいく。
赤
ずきんにおやすみ .1
.2
.3
.4
.5
――空回りする手さえも愛おしい。
あとがき
この掌編小説は「
THE PERFECT WORLD
」の補足 となっています。
本編未読の場合、わかりにくい部分が多々ありますことをご了承ください。
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